【伊豆キャンプ】目の前は伊豆の海!宇久須キャンプ場



静岡が誇る観光地・伊豆!

伊豆といったら綺麗な海!

海を眺めながらキャンプしたら最高!

‥ということで、これまでに西伊豆の『キャンプ黄金崎』(レポしてない)、
南伊豆の『雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場』(同)、
『夕日ヶ丘キャンプ場』↓

【南伊豆】海一望で開放感抜群♪夕日ヶ丘キャンプ場

2019年3月3日
『雲見オートキャンプ場』↓

【西伊豆・絶景キャンプ場】絶景+α!雲見オートキャンプ場

2021年4月28日
‥と、順調に(?)伊豆の海が眺められるキャンプ場を制覇してきた我が家。

どのキャンプ場も海が一望できて良いのですが(※サイトによる)、
以上のキャンプ場はどこも、
海は眺められるけど、海水浴ができるビーチまですぐ!
というわけではない立地ばかり。
(黄金崎キャンプ場は海水浴場目の前ですが、浜は石だらけで遊びにくい)

海が見えるキャンプ場や、ビーチが近いキャンプ場はいくつかあるものの、
ビーチが目の前!というキャンプ場は、あまり無いのです!

そんななか!

西伊豆町の『宇久須キャンプ場』は『クリスタルビーチ』沿い、
ビーチ目の前!ビーチまですぐ!という貴重な立地☆

ずっと気になっていて、
営業期間外(冬期は休業)に下見もしておいたほど。
(南伊豆キャンプの帰り道沿いなので立ち寄った)

気になっていたのに行けていなかったのには理由がありますが、
この度やっと行けたので、キャンプ場レポと併せて解説しますね☆

ざっくり基本情報

  • イン・アウト;12:00~11:00 ※アーリー・レイト不可
  • 料金(1泊);5500円(オフシーズンは割引有)+駐車料 1,000円
  • 営業期間  ;4月下旬~11月末
  • 予約    ;電話・HP
  • サイト状況 ;砂、芝生
  • ゴミ    ;分別して捨てられる
  • 水回り   ;トイレに洋式あり・ウォシュレット無し
個人的に重要なポイント
①景色の良さ    ★★★★★
②アクティビティ度 ★★★★★
③施設の使い易さ  ★☆☆☆☆
④周辺環境     ★★★★☆

ざっくり解説①景色の良さ

ビーチから一段上がったところがサイトなので、
伊豆の海一望!と景色は抜群です。

ビーチから一段高くなっているところにサイトがある。

遮るものが何もないので、
子どもが遊んでいるところも良く見えて安心^^
(※波も穏やかですが、急に深くなるところもあるので
子どもが幼いうちは大人が近くで見守りましょう)

ただ、1.5mぐらいの通路を挟んで海側と駐車場側にサイトがあり、
駐車場側ではせっかくの海ビューが海側サイトのテントで遮られてしまう可能性が高いので、
海側サイトが断然おススメです。

ざっくり解説②アクティビティ度

夏休みの海開き期間は、ライフセーバーさんが常駐してくれ、
波消しブロックで囲まれたビーチなので波も穏やかで
安心して海遊びを楽しめます。

桟橋からのクリスタルビーチ。

少し泳げばジャンプ台?なのか何なのか、
人工の小さな島もあります。

頑張って泳げば行ける人工の島あり。

(波が来て水に浸かるが)桟橋まわりには綺麗な小魚も観察できます!

桟橋付近には綺麗な魚が!

さすがダイビングスポット伊豆、
潜らなくても綺麗な魚に出会えます♪

今回1泊だったのもあり、
海遊びに忙しく行っていませんが、
ビーチの両端には岩場もあり
磯遊びも楽しめるようです^^

また、今回の目的の一つが海SUPデビューだったのですが、
(SUPでは湖しか行ったことなかった)
波が穏やかなおかげで問題なく出艇できました^^

ぶじ海SUPデビューを果たす。

ただ、海水浴シーズン中は安全のため、
海水浴エリアには留まらないよう注意されます。
(ビーチから漕ぎ出すのはOKだが、海水浴エリアから出るように漕いでいく)

真冬はさすがに寒いと思いますが、
比較的暖かい伊豆なので、
海水浴シーズン外にSUP目的でキャンプに来るのもアリかも・・

と思えるぐらい穏やかな海でした^^
(もちろん、日によって波が高い日もあるでしょうが・・)

ざっくり解説③施設の使い易さ

狭い区画サイト

このキャンプ場の最大のネック、それは‥

サイトが狭い!!ということ。

テントサイトは5m角!

5m角しかありません。

昔ながらのキャンプ場あるあるなサイズ感ですが、
昨今人気のファミリー用テント+タープはまず収まりませんね‥

テントだけなら収まるかもしれませんが、
真夏のこの場所でテントだけというのは、
自殺行為に近いと思います‥(°◇°;)

モノを減らしてコンパクト化を図る、
2サイト取る、
2グループで3サイト取る、
‥などの対策が必要です。

サイト料が安ければ2サイト取れば済むのですが、
1家族で2サイト使うとなると1万円以上かかるので、
そうすると結構割高なサイト料となってしまいます‥

オートサイトではない

サイトの狭さと合わせてネックなのが、
オートサイトが無いという点。

駐車場から手運びしなければなりません。
そしてリアカーの貸出しは‥無い‥

アウトドアワゴンをいまだに所有していない我が家には厳しい(T T;)

リアカー置けそうな場所はあるので
数台用意してもらいたいですねー是非とも‥^^;

端の方のサイトの場合、
駐車場から少し先まで車道があり、
設営撤収時は奥に停車できるスペースがあるので
多少は荷運び距離の短縮になりますが‥

設営撤収時には駐車場の奥の方まで行ける。

今回真夏の暑さだったので、
ギラギラ炎天下の設営撤収時は
サウナにいるように汗だくになりました^^;

サイト指定はできない

ロケーション重視派としてはマイナスポイントなのが、
サイトが選べない点。

海側サイトと駐車場側サイトではロケーションが全く違うし、
水場との距離や駐車場への距離など利便性も全く異なるので、
できれば予約時に良いサイトを押さえたいところなのですが‥

電話予約なら海側が良い、といった希望を伝えられ、
「確約は無理だができるだけ配慮する」
と言ってもらえます。

今回も、予約が直前だったため
端の方になってしまったものの、
ちゃんと海側サイトにはしてもらえました。

なのでサイトの希望がある場合、
電話予約にしてそれを伝えておいた方が良いと思います。

水回り

水回りは、トイレやシャワーなどは
よくある海水浴場の公衆トイレ・シャワーってかんじです。

凄く汚いとは言わないけど、
綺麗とは言えない‥ってかんじですね。

トイレは洋式トイレが一つしかなく、
便座が汚れていても簡単に掃除して使わざるを得なかったので
(自分は和式でもよかったが、娘に使わせるため)
仕方ないけど、利用者数を考えると
もうちょっと洋式を増設してもいいかなーと思いますね。

シャワーは、すのこなど無い土足仕様なので
靴を脱いで脱衣するのは難しいです。

海水浴後、水着・サンダルのまま浴びて
砂や塩を流すもの、って仕様です(温水3分200円)。

大人なら注意して着替えれば
サンダル上で着替えられなくもないですが、
子どもを着替えさせるには難ありなので、
子どもは海水浴の最後に水着のまま洗い、
着替えはテントや車の中で、
って考えた方が無難だと思われます。

ざっくり解説④周辺環境

伊豆の海はどこも、アクセスが良いとは言えません。
伊豆縦貫道が何とか修善寺の先まで開通しましたが、
そこからクネクネ山道や海岸沿いの道を30分前後は行かなければならない‥

とはいえ宇久須キャンプ場は、
西伊豆エリアに入って割とすぐのところにあるので、
比較的行き易いほうかなと思われます。

観光地なので買い出しに使えるお店もそこそこあるし、
日帰り温泉は周辺には小さい温泉ばかりながら、
ホテルや旅館の日帰り温泉は割と充実しています。
(現在はコロナ対策で立ち寄り湯を行っていない宿も多いけど)

キャンプ場の隣には『クリスタルビューホテル』があり、
立ち寄り湯の割引券がもらえます。

歩いて行ける距離なので利用し易くて良さそうです。
(それでもやっぱりホテルの立ち寄り湯はやや高めなので、
1泊の今回は利用せず。2泊以上なら中日とかに行ってもいいかも)

我が家の事前準備

暑さ対策!

事前に下見したりして懸念していた問題の一つが、暑さ!

海が眺められるだけじゃなくて、
せっかくビーチが目の前の立地なので、
ここに行くならやっぱり海水浴シーズンに!
と考えていたものの、

熱々のビーチが目の前!木陰を生むような植木もまったく無いサイト!
もう夏の暑さは必然・・!

濃い影を作ってくれるタープが重要だ‥!
ということで、このキャンプのために、
新たにテンマクデザインの『焚火タープ』の中でも一番大きい
『コットンレクタ』を購入しました。

濃い影を作ってくれた焚火タープ様様。

テンマクの『サーカスTC』で日よけ効果を実感していたので、
『焚火タープ』も日よけ効果は高いだろうと判断し‥

実際、正解でしたね。
タープを張るまで灼熱でしたが、
タープ下は全然体感が違いました!

狭いサイト対策!

大きめテントの多い我が家も、
真夏だけはタープ+タープ下にユドゥン、
という組合せで比較的コンパクトにレイアウトできるのですが、
5m角というのはさすがにキツイ‥

ということで、当初は2家族で3サイトを使う予定でした。

しかし今年は当初予定していた日程に台風が直撃しまして( ;∀;)
キャンプ場が閉鎖となってしまったのです‥
凄く気合入れて予約していたので、それはそれは悲しかった‥
(8月の予約開始日は電話受付のみだったので、
1時間電話し続けてやっと繋がったんです!)

それでも諦めきれずに数週間後、
海水浴シーズンの終わりに何とか1泊1サイト予約し直し、
家族だけで行ったので、
結局5m角に収めるレイアウトが必須に・・!

対策は‥

モノを減らすこと!!

‥って当たり前の方法‥(;・∀・)

ここ最近ハマってる燻製を諦め燻製器をやめ、
ツーバーナーをやめ(ワンバーナーとスノピの雪峰苑に)、
要組立てのテーブル&チェアをやめ、

極力コンパクトにしました。

普段あまり物の入れ替えはしませんが
今回ばかりは念入りに吟味して
持っていくもの、置いていくものを分けましたね。

あとはイメトレ?
持ちタープ+テント+荷物がサイトにおさまるか、
レイアウトを簡単にスケッチしてみたりしました(^^;

テントをサイトに対しナナメに設置、海側にキッチンスペース。

現地では色々試行錯誤し
レイアウト決定まで
普段よりちょっと時間かかりましたが、
頑張ってモノを厳選したおかげか(?)
思ったより広々使えた印象です。

現地での想定外

色んな準備とイメトレを重ね迎えた当日ですが、
実際行ってみるとやはり、想定外のアレコレがありました。

一番大きな問題は、やはりというか‥暑さ

暑いだろうな、ヤバいだろうな、
と十分想定していたことなんですけどね‥

そのためにタープまで新調したんですから。

しかし暑すぎました。
タープ張って日陰作るまでの設営、
タープたたんだ後の撤収で物凄い汗かきます(;´Д`)

また、新調タープによる濃い日陰は大正解だったものの、
日差しはナナメに入ってくるので、
側面の日よけも重要だったのです。

日差し側(海側)を低く張れればまだいいのですが、
タープのサイズとサイトの形状から
どうしても日差し側が高い張り方になってしまい‥

途中ビニルシートで壁を作ったりもしたのですが、
見栄えがちょっと‥ということで、
いつもはベンチやコットの上に掛けているフリーケットを
急遽側面の日よけ用に設置してみました。

タープの妻側に布をかけてます。

これが大正解!
格段に涼しさがアップしました。

側面の日よけ必須です‥!

せっかくの海ビューを遮る形となり、
ビニルシートよりはマシだけど
見栄えもおかしい^^;

でも暑さのピークの時間(14時前後)
は、風が止むと日陰でも暑かったので、
これが無いとキツかったです。

夕暮れ時が最高

西伊豆といえば夕陽!

サイトから眺められるサンセット

厳密には西伊豆からだと、
夕陽が沈むのは水平線‥ではなく本州静岡の山々に、
となりますが、
海へ沈んでいく‥
ような雰囲気((^^;)の夕陽が沁みます。

日中恐ろしいほどの暑さだったこの日でさえ、
この時間にはかなり涼しく過ごし易くなりました。

夕陽と海とテントサイト。

遮るものが無いので、
天候が良い日・海側サイトならほぼ全てのサイトから、
夕陽が沈みゆくシーンが眺められます。

日中、タープの日陰にいても
クラクラするような暑さだった時間は
「過酷すぎる・・」(゚∀゚;)
とへこたれましたが、
この何とも言えないゴールデンタイムに
全て報われたような気持になりました。

日没後は空のグラデーションが綺麗だった。

(夜間も涼しく、満点の星空を眺めながら快適に過ごした翌朝、
日が差して来たらたちまち暑くなって、やっぱキツイな、
って思い直すんですけどねw)

まとめ

海遊び◎だが過酷な暑さと多様な客層

夏と一言で言っても、
風がある日無い日、雲が多い日少ない日‥
と天候によって気温や体感温度は大きく異なるので一概には言えませんが、
夏の特に3連休以上の日などは早めの予約が肝心ですし
(人気なので予約開始日に予約が埋まる日も‥)
当日の天候などは未知の状態で予約しなければなりません。

なので真夏なら今回の我が家が体感した暑さは
覚悟して臨むことになるわけで・・

この日一番波があった16時頃でもこの程度の波。

暑さのおかげで海も冷たくなく、
波も穏やかなので海遊びには最高ですが‥

キャンプするには過酷な暑さだったことも確かです。

冬~春の海辺の風の強さは体感しているので
あまり寒い時期は難しいですが、
真夏(子どもの夏休み期間)を避けた、
5月~7月前半や9月中旬~10月などに来て、
綺麗な夕陽と海ビューを楽しみつつ、
波が穏やかな日なら海SUP(などの海上アクティビティ)
にもトライする‥

といった泊まり方が良いかも、と思いました。

またこの海水浴シーズン、
キャンプに限らず海水浴だけ目的で来る人も多いし、
海辺BBQが目的でキャンプする(普段はあまりキャンプしない人も来てると思われる)、
といった人もいたと思われ、
我が家が様々なキャンプ場に泊まってきた経験の中でも
ピカイチで客層の多様性が極まっている印象でしたので
(タトゥーがかなり豪快に入ってる方や、大音量で音楽を流す若者などもいた)
静かなキャンプをしたい方にはおススメできません。

とはいえ子どもは海大好きですし、
大人も海に入ればやっぱり気持ち良いので
(海は綺麗!波穏やかだから砂の巻き上げも少ない。
しかしビーチのゴミの量は気になった)
ある程度割り切れば断然楽しめます。

アーリーチェックインができればなぁー(願望)

ここはアーリー、レイトが不可と明示されていますが、
早めに来て駐車場代を払えば
チェックイン時間前から海で遊ぶことは問題無いということで、
今回1泊しかないし、子どもの海で遊びたい欲を満たすため
早めに到着しとりあえず先に遊ばせられたのは良かったです。

でもチェックイン時間の12時から設営を始めると、
一番暑い時間(12~14時頃)に設営作業となり、
これがキツかったです。

まあ結局は、翌日11時チェックアウトのための
10時代前後の撤収時間も暑さは厳しかったのですが、

2時間ぐらい早めのチェックインが可能なら、
暑さのピーク前に設営を終え、
一番暑い時間には大人も海へ避難(海で遊んでクールダウン)
が可能なのになー
と思いました。

デイキャンプも受け付けてるので
デイキャンプ料金を払えばデイキャンプ→宿泊という扱いで
早めのインは可能なのかもしれませんが(※未確認)、
元々の料金設定も決して安くないので(サイトの狭さを考えると)、
2時間程度のために1日デイキャンプ料金を支払うのもなぁ‥
と思うので、是非アーリーチェックインを設定してもらいたいなー
と思います。。

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ABOUTこの記事をかいた人

静岡市在住、長男(11)次男(8)長女(6)を育てる母です。 お出かけが大好きで週末はどこかしらへ出かけているので 子どもとキャンプ・旅行・公園などのお出かけ記録をメインに、 育児、読書の記録を綴っていこうと思います。 また仕事は建築士をしているので、 職業柄、アウトドアのお出かけにも建築士的視点が混ざっています。