今年2回目のキャンプは、
富士山の山梨側にある
『マウントフジキャンプリゾート』へ行ってみました。
元はゴルフ場だったところをキャンプ場にしているので
アウトドアらしい大自然感は期待できないとしても
広々解放感がある場内の雰囲気、
施設が綺麗そう、
県外とはいえ静岡市から90分程とアクセスも良い‥!
と昨年オープンした時から気になっていたキャンプ場です。
■ 目次
ざっくり基本情報
- イン・アウト;12:00~翌11:00(アーリー・レイト可:1000円/h)
- 料金(1泊);オートサイト9,680円~(土日祝)(平日6,380円~)
※グループで泊まれる大きなサイトやドッグランサイトなど種類豊富で料金も色々
※基本的には高めの設定 - 営業期間 ;4~12月
- 予約 ;公式HPまたは『なっぷ』
- サイト状況 ;芝生(※一部、芝は殆ど剝げて土のサイトあり)
- ゴミ ;持ち帰りまたは有料(袋550円・燃えないゴミも捨てられる)
- 水回り ;洗い場・洗面はお湯が出る!トイレも清潔。
②アクティビティ度 ★★★☆☆
③施設の使い易さ ★★★★☆
④アクセス ★★★★★
ざっくり解説①景色の良さ
元ゴルフ場なので、
雄大な自然っていうよりは綺麗に整備された公園に近いロケーションではありますが、
全体的に傾斜した敷地なので(※キャンプサイトはある程度平らに整備されている)、
上の方からの眺めは解放感があって良いです。
下のサイトほどふつうの林間サイトな景色に近づくけど、
それでもゴルフ場らしく適度に視線が抜けるようになっています。
場内の敷地が高いエリアはドッグランサイトなので、
犬飼ってない人にはちょっと残念ではあります。
ざっくり解説②アクティビティ度
川などは無いので自然と触れ合う体験は
場内ではあまりできないです。
ただ広々としたフィールドがあるので
(サイトになり得なかった場所なので、傾斜地が多いが)
子どもは駆け回れます。
今回我が家の泊まったサイトは広かったので
子どもはミニコーンまで置いてサッカーしてました。
その他体験メニューとして、
バギー体験(3000円/場内20分)や
近隣の湖でのカヤック・カヌー体験(10000円/2h)が用意されているようです。
ですがこのキャンプ場のアクティビティに関しては、
何より観光地に立地しているため車で20分前後で河口湖周辺エリアなどへ
観光に出かけ易いというのがポイントじゃないでしょうか。
我が家は今回は1泊だったので、
チェックアウト後に河口湖を1周ドライブして帰路へつきました。
連泊でも観光に出かけ、日帰り温泉(車で数分!)に入って、
何なら近隣に豊富な飲食店で食事まで済ませてテントへ戻る、
というのも容易にできちゃう立地です。
ざっくり解説③施設の使い易さ
綺麗に改修されている管理棟
管理棟は元はゴルフ場のクラブハウス。
天井が高く洒落た造り、自動ドア、
トイレは綺麗に改修されSHOPにはスノーピーク製品を始め
ウイスキーやワインなどお酒類も少々。
管理棟のトイレは24h使えたので、
大雨の中でも不便無く使え、自動ドアで衛生面も安心、と
ここが一番サイトから近かった我が家にとっては
とてもありがたかったです。
女性のトイレには生用品もそっと置かれ‥。
ホテルのおもてなしかっ!
1点不便があったのが
管理棟(の軒下)のシンク。
軒ラインと同じあたりにシンクが設置されていたため
雨が降ってる時間には屋根から落ちる雨水が
シンクの淵で跳ねて顔にかかるかかるw
本降りの時間には跳ねて来すぎて大変困りましたw
視界が開けてて眺めが良く良かったけど、
もう少し屋根の内側に設置して欲しかったよなぁ‥(^^;
オートサイトのトイレは綺麗だけどちょっと不便
オートリゾートサイトやドッグランサイトなど
サイト料がお高めのエリアには専用のサニタリー棟がありました。
専用の鍵が無いと使えないようです。
(エリア内の人以外には少し遠くなるから
そこまでしなくてもそんなに使われないとは思うけど‥)
最もリーズナブルに泊まれる、オートサイト
(といっても他のキャンプ場に比べれば高いけど!)
にあるトイレはもう少し簡易的な造りで、
外から直接個室に入るタイプとなっていて、
段差があり靴を脱ぎスリッパに履き替えなければならない、
小さな手洗いには石鹸も無い(10mぐらいのとこのシンクにはあるから
そこで洗えばいいんだけど。あと水流がささやかすぎる)
庇の出が短すぎて履き替え時に雨が当たる、
とちょっと不便でした。
今回うちのサイトは管理棟と中間あたりだったので、
一度使ってみてやめて、管理棟の方を使えばよかったので
問題なしでしたが。
少し前はこの場所にトイレはなく、
オートサイトは皆管理棟のトイレを使っていたようなので、
近い位置にできただけでも改善されているようだし、
トイレ自体は綺麗でウォシュレット付と
キャンプ場クオリティとしては良い方に違いないですしね。
夜はムーディ
山奥のキャンプ場など、夜間真っ暗‥!
なんてところもたまにあって、
その分星が綺麗に見えたりするのも
キャンプらしくて良いのですが、
ここは場内の木がいくつかライトアップされ、
何ともムーディな雰囲気でした。。
うーん、、
色んなキャンプ場行ってますが、
こんな演出は初ですね‥スゴイ!
夜の途中まで雨が降っていたのですが、
雨だと光が少し拡散して、
また違った雰囲気になります。
高いけど、たまにはこういうのもアリ
リゾートを唄うだけあって、
『ルームサービス』と題して
様々なサービスが充実していて驚きました。
朝食セットやBBQセットに始まり、
高級ワイン、アクアパッツァなど単品フードメニューの提供、
備品やキャンプ用品(主にスノーピーク)のレンタル‥
販売やレンタルが充実しているキャンプ場はありますが、
「ルームサービス」なので、
注文すればスタッフがサイトまで届けてくれるとのこと。
例として
シーズンものとしてコタツセットのレンタルが5000円、
ご当地メニュー(ほうとうセットがスウェーデントーチ付で3300円/3~4人前など)
の提供など、内容も工夫されています。
予約すれば管理棟でエステまで受けられるとのこと‥!
サイト料が高く、
こういったサービスも比較的高価なので、
従来どおりのアウトドアの感覚ではないですね。
これまでキャンプなどに感心の薄かった人の中でも
高所得な人をターゲットに、
常設テントやコテージではないグランピングのスタイルの提案‥
(オートサイトより上のグレードのサイトには殆ど、
サイト内に水道&電源&Wifi)というかんじでしょうか。
アウトドアブーム極まってきましたね‥
それにしても設定高すぎないか?!
というサイトも(後述)ありますが、
たまにはこういうリッチなキャンプもアリかも、
と思えるキャンプ場です。
ざっくり解説④アクセス
河口湖I.Cから15分と高アクセス!
とはいえ静岡市側からだと
『ふもとっぱら』等のある富士宮や青木ヶ原樹海を抜けていくことになるので
インターからはちょっと距離がありますが、
静岡の朝霧エリア、山梨の河口湖エリアと
基本的に観光地を通っていくので
行き帰りや連泊中の買い出しや観光場所が充実しているのが良いです。
ベストサイト探索!
サイトについて詳しく知りたい方は
マップを別ウインドウで開いてどうぞ。
広々&解放感抜群のドッグランサイト
キャンプ場内で一番標高が高く眺めが良いのがドッグランサイト。
一番良い場所がドッグランサイト、
というキャンプ場は初めてでした。
しかもこの広さ。
犬いないけど次はここにしよっかな‥
なんて思いましたが、
土日は1サイト1泊3万円越え‥w(゚ロ゚;)wヒィ!
定員15名なので(実際3テントは入る広さ)、
3家族ぐらい集めてグルキャンとかじゃないと
なかなかキツイ。
グルキャンにフォーカス!オートリゾートサイト
ドッグランサイト同様、
サイトの広さ・定員(15人)・駐車可能台数(2台+追加は駐車場へ)など
グルキャン向けな設定になっているのが『オートリゾートサイト』。
基本的にはどのサイトもテント3張ぐらいはいけそうな広さ。
ただ、真ん中に木立があって大型テントが複数レイアウトしにくそうなサイトとか
傾斜部分や木立を除くとテントを張るスペースが意外と限られてくるサイトもあったので
どのサイトでも大型3張‥とはいかなそうなのでグルキャン時は注意。
ここのキャンプ場ではどこのサイトにも焚火エリアが固定されているのですが、
ここ以外では焚火台を使用してでも焚火禁止となっているので、
サイト内でテント張るのに丁度いい場所にこれがあって
逆にレイアウトしにくいな‥というサイトもあります^^;
値段的にグルキャンで2張以上したいと仮定すると、
平らな場所が広いA8~10がレイアウトし易そうだけど
テントを張った時に通路側でない方(テント開きたい方)に
視界が抜ける場所ということで、A7やA5あたりも良いかな、
と個人的には思いました。
サイトのHP写真にも使われていて
サニタリー棟も目の前と、一番人気っぽい(?)C-1ですが、
中央の芝が剝げちゃっているのが残念ポイント。
宿泊者が途絶えず遠方からの写真ですが。
でもそれだけ良い場所ということではありますね。
充分グルキャンサイズ!オートサイトL
今回我が家が張ったB-2やB-1はオートサイトの中でも広く、
宿泊費もちょっと高くなる『オートサイトL』という区分。
HPでは値段の区分しかなくて、
オートサイトの中でどこが「L」なのかは不明でしたが、
予約して行ってみるとB-1か2を指定されたし、
ここは明らかに広いので‥。
オートサイトLは70㎡、
限定1張(1テント+タープまで)、5名までとなっていますが、
行ってみたら「ここ断然2張いけるじゃん‥」
というサイズ感でした。(100㎡以上ありそう)
今回は初日がずっと雨だったこともあり、
結局サイト内に停めっぱなしにしちゃいましたが
駐車はサイトから数m離れた砂利のスペースに停めるのが原則のよう。
チェックイン時にもらった冊子には
サイト内に停める場合は芝生保護の準備のため
+5000円、という注意書きがあって「エッそうなん?!(うち停めてるけど)」
とビビりましたが
ここは芝生がかなり剥げてきていたのと、
道路際なら殆どテントが張られない(1張にしては広いから)
から見逃してもらったのかな~と思いました^^;
オートサイトは皆ここの隣の通路を通って行くし
丘の上になっているのでプライベート感は皆無なわけですが
開放的なロケーションと、管理棟(靴を脱がずに入れるトイレがある)への近さから
オートサイトの中ではB-2は個人的に好きなサイトでした。
オートサイト
オートサイトは60㎡、
最近区画オーバーが多いからよく確認を、
という注意書きがあったので
大きいテントを張る可能性も考えて「L」にランクアップしておいたのですが
結局今回はレイサにしたし、
そうでなくてもオートサイトでも十分大型テント張れそうだなー
と思いました。
ただ例によって焚火スペースが‥邪魔なんですよね‥
(コンクリート板1m角ぐらいでいいと思うんだけどな)
オートサイトはどこも水道まですぐなので、
オートリゾートサイトのようにサイト内に水道は無くても
便利だと思います。
トイレは先述のとおり、
綺麗だけど靴脱ぐのが面倒ですw
あと雨だと濡れる。
新しくオープン!林間サイト!
‥と登録していたLineで告知があって
こちらもちょっと覗いてきたのですが‥
管理棟と道路に近いMサイトは
ちょっと狭いですね。
焚火スペースの邪魔さが際立ちますw
水道と電源付き、
現在はウッドチップも綺麗に敷かれているとはいえ、
週末16500円は高すぎでしょ。
より広い森林リゾートサイトの方は、
広さは十分ですが宿泊費も上がって週末26180円。
林の雰囲気は悪くないですが、
林間サイトって正直あちこちにあるじゃないですか。
ここは元ゴルフ場の解放感が売りなわけで、
わざわざここで林間サイトにしなくても、
渓流沿いの林間サイトとか、
他に魅力ある林間サイトがあるキャンプ場は他にもあるので、
宿泊費とロケーションを考えると
コストパフォーマンス良くないな~
と個人的には思います。
まとめ
全体的にゆとりがあり、
解放感抜群で施設もキャンプ場としては
最高レベルの綺麗と使い勝手、
周辺には買い物場所や食事場所、観光スポットが豊富と
キャンプ初心者にも
ベテランキャンパーさんにも
広くおススメできるキャンプ場です。
ただ気になるのが、
2021年春現在サイトの指定ができないこと(ネット予約では)。
今回雨が降る予報だったので
なるべく早く設営したいとアーリーチェックにし、
案内されたB-1がイマイチ(通路に囲まれ落ち着かない)だったので
変更が可能かスタッフの方にお聞きし、
B-2に変更はしてもらえましたが
サイトのロケーションや形状の違いが大きく
(特に高額な広いサイトほど)
宿泊費も他のキャンプ場と比べ高い設定なので
サイトごとおおまかな形状と木々や焚火スペース、
工作物の配置とサイズを図式化し
HPで公開したうえでサイトごと予約ができる、
というシステムにすべきだよな~
と思いました。
可能かどうかはわかりませんが、
次回予約する機会があれば、
電話予約にして希望のサイトが確約できれば予約しよう、、
と思ったのでした。
まだ進化中のキャンプ場のようなので、
今後そういった改善がされるといいと思います。
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