【ファミキャンのすすめ①】子どもとキャンプ!おススメ理由と始め時!



2017年の夏から始めた我が家のキャンプ。

2020年1月現在、
トータル36回のキャンプへ出かけました。
そして泊まったキャンプ場も30か所に。
(※このサイトを始める前から行っているので紹介しきれていない)

インスタや雑誌に溢れる
ベテランキャンパーさん、
ヘビーキャンパーさん(?)に比べれば
我が家はまだまだ少ない頻度&経験&完成度ですが、

我が家同様、幼い子供連れでキャンプを始めたい、
という身近な友人知人には
ちょっとしたアドバイスや情報提供をするような機会も出てきた今日この頃。

あくまで発展途上ながら、
一旦このあたりでキャンプについてのあれこれをまとめてみようと思います。

家族でキャンプを始めたいな~
と考え中の方の参考に、少しでもなれば。

『夫婦間の温度差』が壁!

第一弾は、ファミキャンをおススメする理由!について。

「キャンプが流行ってるらしいけど、結局何が良いの?」

「ファミキャンの始め時って、いつ頃?」

・・・

この回、
改めて説明する必要ないんじゃ?
と思う人もいるでしょう。

しかし、周囲の話を聴くと、
キャンプに関心はあるけどなかなか始められないでいる
というファミリーが意外と多いんです。

「子どもがまだ小さい、うちにはまだ早いんじゃないか・・」

「キャンプ道具について、見たり聞いたりしていると、
結局どれがいいのか分からない。迷ってしまいなかなか買い揃えられない」

‥様々な理由があるなか、
特に大きなハードルとなるのが

夫婦間の温度差

じゃないか‥と思います。
周囲の話を聞く限り、温度差が無い夫婦の方が少ないように感じます。

一般的には
アウトドア好きな旦那さんは始めたい、
しかし子どもの安全面や、キャンプ場のトイレ事情、
何より夫がどこまで活躍してくれるのか
などが不安要素で奥さんは渋る‥

というケースが多いかもしれませんが、
私の身近な例だと意外と
奥さんの方がキャンプに関心が高く
アウトドアに自信が無い旦那さんが渋る‥

という例も多いのです。

いずれにせよ、
以下に我が家の経験を例に
家族でキャンプをすると良い理由
について、まとめますので
夫婦間の温度差を少しでも埋める説得材料(笑)
の一つになればと思います。

うちがキャンプを始めたきっかけ

今のキャンプブームの理由の一つとして、
前キャンプブーム期に親に連れられキャンプをしていた子世代が
現在親世代となってキャンプを再開しているという説を聞きます。

我が家もこれは当てはまります。
夫婦共に、子どもの頃家族でキャンプを経験していて、
当時楽しかった思い出があり、
自分の子どもたちにも同様の経験をさせてあげたい、
というのがありました。

お互い子どもの頃は今のように年中何度も行ったりせず、
夏場に2、3回行く程度だったので、
経験したのは数回なんですけどね(^^;

上の子が男の子ということもあり、
夫婦共に『キャンプ経験を通して子供にたくましくなって欲しい
という共通の思いがあり、
夫婦間の温度差はそれほど無かったです。

当初は単純に、子連れでのアクティビティを増やしたい
という理由も大きかったです。

お出かけするのは好きだけど、
子どもが三人となるとホテルや旅館に泊まっての旅行は
経済的に大変、部屋の確保から難易度高いので‥。

子どもとキャンプへ行くと良い理由!

さて本題。

先述のような理由からキャンプを実際に始めてみて、良かったことを項目別にすると、まず第一に‥

①大人が楽しい!!

何よりもこれ。

あれ?ファミリーキャンプの良さと無関係‥?(笑)

‥いえいえ!
親自身が本気で楽しんでいるからこそ、子どもも楽しいのです!

自分たちの子ども時代、親たちがどうだったのかは不明ですが、
現在キャンプにはまるキャンパーの多くが、
たとえ子連れだとしても、
『子どもが喜ぶから、子どもに体験させたいから』
という理由を第一にキャンプしている人は少ないのでは。
大人自身が楽しんでいるケースがほとんどだと思います。

私はキャンプを始める前から、
子どもが楽しむだけのお出かけを極力避け、
『自分も楽しいかどうか』を指標に出かけ先を決めています。

さらに大人がキャンプを楽しめる理由を簡単に挙げると
個人的には以下になります。

  1. 自然に癒される
  2. 自分のスタイルを追求できる
  3. 手軽に非日常を演出できる

1.自然に癒される

子どもは外で遊ぶのが大好き。

本栖湖キャンプでの本栖湖カヤック♪

でも大人も季節の彩りや清流のせせらぎに癒され、
日々の疲れがリフレッシュできます。

キャンプでの焚火が好き、というキャンパーは多いですが、
自然の中での焚火で、自然に癒されているとも言えると思います。

2.自分のスタイルを追求できる

最近は雑誌やインスタ上で、様々なキャンパーさんが
独自に築いた様々なスタイルを見ることができます。

当初そのような意識が全くないままアウトドアショップで道具を買い揃えた我が家。

全体のスタイルなど考慮せず買い揃えた当初の我が家のサイト。

ある時たまたま、統一感あるテントやギアでまとめられたご家族のサイトの隣となり、
夫婦で衝撃を受けました。

外観的な問題だけでなく、機能的にも理想を追求しながら
買い替えを進め、キャンプを始めて数か月でほとんどのギアを一新することに‥。

二年目の夏には様変わり。

そんなこんなで、うちは散財してきたわけですが^^;、
自分たちなりのスタイルが徐々に固まっていくと同時に
効率性が高まり、快適性も上がっていくのはとても楽しいです。

住まいのインテリアと異なるのは、
車で持ち運べるか、屋外空間で使い易いかなど、
一定の制限があること。

制限があるために主観的な好み一辺倒ではいかず、
論理的な視点(コンパクトに収納できる、等)も必要になり、
夫婦で意見が割れた場合でも一定の指標があって議論し易いのが
面白さの一つと思います。

3.手軽に非日常を演出できる

グランピングが流行っているので、
個人のスタイルをグランピング仕様にしている方もいますが、
単純にキャンプ泊ではホテルや旅館に泊まるより、
手軽に非日常感を味わえます。

荷物を車に積んで、設営して、撤収‥
慣れないとホテル泊よりよほど大変なように感じますが、
キャンプでの住空間は、湖畔や川岸、海の傍など、
抜群なロケーションに低価格で宿泊できる、移動式別荘のようなもの。

キャンプ場での朝ごはんと富士山。

また、私のように自宅ではバースデーやクリスマスなど、
イベントごとの演出を面倒に思うズボラ主婦でも、
元々非日常空間のキャンプでなら多少イベント演出するやる気がでます^^;

我が家なりのクリスマスディナー。チキンはないw

完成度は微妙ですけどね。。

②家族のコミュニケーションが深まる

キャンプでは、まずどんなテント、道具を揃えるか?
いざ行く時には、いつどこへ行くか?
といったことに始まり、夫婦間はもちろん、
家族みんなのコミュニケーションが増えます。

道中は荷物で溢れる狭い車内にて
「せまいよ~(子)」「がんばれ!!(親)」w、
「今日はどこに行くの?(子)」などの会話、

キャンプ場に着いたら家族で協力しての設営や食事の準備
(子どもは幼いうちは何もできませんが、少しずつできることをやろうとしてくれます)、

食事時間もテレビに邪魔されることが無く、
トイレへ行くにも親子で(やや面倒ではあるがw)。

満点の星空、
強い風の音、
朝露に塗れる草花、
エアコンの効いた室内では体感できない暑さ寒さ‥
家族のちょっとした会話を引き出してくれる周囲の自然。

自宅での日常に比べ、圧倒的に家族間のコミュニケーションが増えます。

キャンプでは自然と一体の、やや原始的な生活に戻るわけなので、
コミュニケーション不足による家族間のすれ違いが起こり得る現代的な生活に対し、
家族が協力する必要があり、家族の結束や一体感が高まります。

③適応力が身に着く

現代っ子の多くは基本的にエアコンの効く快適な空間で育ちますが、
キャンプでは自然の暑さ寒さ、強い風や冷たい雨といった、
自然の厳しさを体感せざるを得ません。

大雨キャンプにもめげず、水たまりで遊ぶキッズ。

冬キャンプでは幕内にストーブを入れたりして快適性を高められますが、
トイレに行くには必ず屋外に出なければならないし、
夜間には安全のためストーブを消すので、早朝は幕内が暖まるまで時間がかかります。

またどんなに清掃が行き届いたキャンプ場でも虫には遭遇するし、
外では焚火、室内にもストーブやランプと、注意をしなければヤケドを負う危険があります。

暑さ寒さ、やまない雨、強い風、暗い夜、色々な生物‥
でもそういった環境がどんなものか体感し、
それに対し自分がどう対処すべきなのか学ぶことは、
子どもの適応力を伸ばし、大きく成長させてくれます。

④一期一会により社会性が高まる

キャンプというと、自然との交流、
というイメージが大きいと思いますが、
上述のとおり家族間や、キャンプ場で初めて出会う人達との、
人と人との交流も、日常とは異なる体験ができます。

行くキャンプ場全てで新しい出会いや交流が生まれるとは言えませんが、
大人同士でも初対面の人とでも挨拶など簡単な会話をするし、
子ども同士は特に、初対面でもいつの間にか仲良くなっていて、
一緒に遊びだしたりします。

うちの子は特に、
親も驚くほど人見知りをしないので、
初対面の大人にもどんどん話しかけてしまいます^^;

それも老若男女問わず。
同世代の子連れの大人だけでなく、
若い男性グループのところにも
いつのまにかお邪魔していたりしてビックリさせられます‥
(警戒心薄すぎて逆に心配・・?)

うちの例は子供の性格に依るところも大きく、
キャンプをすれば皆人見知りしなくなる、
というわけではありませんが、
色んな出会いの可能性が高まることは確かだと思います。

キャンプの始め時はいつ?

さて、キャンプをはじめよう、
と夫婦間で意見が一致したとして、
いつ始めるか?
という問題があると思います。

上のお兄ちゃんを連れて行ってあげたいけど、
下のきょうだいはまだ赤ちゃんだし‥

といった悩みが生じるファミリーが多いのでは。

結論から言うと、『今』始めよう!!

準備は今すぐ始められる

とはいえいきなり冬キャンプから、
というのはハードルが高いので、
思い立ったのが冬なら春以降に向けて
テントや道具のリサーチを始める、
キャンプ場を探す、
といった準備を開始しましょう。

テントや道具によっては、
人気で入荷に数か月かかったり、
連休に泊まろうと思うと人気のキャンプ場は予約開始日に予約が埋まってしまったり。

早めのリサーチが大切です。

キャンプは何歳からOK?

そして、子どもは何歳からキャンプに連れて行っていいのか?
まだ歩けないような赤ちゃんを連れて行くのは非常識では?

ということについて。

勿論、赤ちゃんにもよく泣く子、比較的おとなしい子、
色々いるので一概には言えません。

まず、キャンプ場の環境への心配ですが、
冷え込む季節や場所、逆に暑さをしのげられない場所を避ければ、
常に温度変化が少ない室内に閉じ込めていなくても
赤ちゃんに温度変化を体感させてあげるのは悪いことではないと私は思います。
(あくまで個人的な意見です)

子ども自身のことよりもむしろ、
大人は準備や設営撤収で体力を使うので、
赤ちゃんが夜泣きをしてお母さんの睡眠が取れないといった状況だと
体力的にキツいと思います。

逆に大人が元気でいられるのなら
子どもの方はある程度なんとかなる、
というのが個人的な経験談です。

我が家の場合

我が家が最初のキャンプに出かけた時子どもたちは
お兄ちゃんが5歳と2歳、末っ子娘はまだ5ヶ月未満でした。

心配していた末っ子に関しては
設営撤収時に泣かれるとおんぶして作業しなければならず
体力的にきつかったものの、
テントを設置している間はテント内で大人しく過ごせたので
それほど問題ありませんでした。

わが家の最初のキャンプの際、テント内で転がる当時5か月弱の娘。

むしろ既に長男の後をついてウロチョロしていた2歳次男のほうが、
斜面を転がり落ちたり(とはいえ緩やかな草の斜面でケガなどなかった)
ランプに触れて軽いヤケドを負ったり
危なっかしかったです。

末っ子についても同じで、
赤ちゃん期の方が楽で、成長と共に
ウロウロ出歩けるようになり、心配が増えました。

危険を学ばせる

子どもは(特にうちの子は)外が好きなので
キャンプ場の環境に関して不満を言うことは殆ど無いですが、
自宅に比べれば危険はあちこちにあるので、
大人は注意が欠かせません。

昨年はキャンプ場で小1の女の子が行方不明になり、
現在も見つかっていません。
当日我が家もこの事件現場から車で30分程のキャンプ場でキャンプをしていまして、
子ども達はあっちこっちへ「冒険」に出かけては
親は心配させられていて、とても他人事には思えませんでした。

「子どもから目を離すな」

分かり切ったことですが
子どもの成長と共に難易度が上がります。

だからといってキャンプへ行かない、
子どもを常に厳しく監視するというのではなく、
テントが見えないところへは行かない、
暗くなったら一人で出歩かないなど
ルールを決めてちゃんと守らせる、
崖上で柵のない、明らかに子どもには危険なサイトを避けるなど、
親としても危険に応じて対策を取り、
子どもにも学ばせることが大事だと思います。

ペグに足をひっかけて転ぶ、
ランプやストーブに触れてヤケドする、、

親が注意していても付きっ切りでいるわけにはいかず、
子どもはちょこちょこケガもしますが、
それも経験とある程度は割り切っています。

まとめ

不便や危険も多いキャンプ。

ですが日常にはない体験に溢れています。

時には厳しい環境に大人でもへばったり、
ちょっとした怪我や道具の破損など
大変な経験となることもありますが、
全てが子どもにとっては学びになると思います。

また、
赤ちゃんは食事や衛生面、
幼児は怪我や迷子の危険、
トイレトレ期にはハードルのあるトイレなど
(とはいえ最近は綺麗な水洗トイレのあるキャンプ場も多いです)
子どもの成長に応じて親は色々な懸念事項に対処する必要がありますが、
親にとってもそういった課題を超える癒しや楽しみが得られます。

ファミリーキャンプで留意すべき様々なことに関しては
今後私なりの経験談や考えを引き続き
「ファミキャンのすすめ」シリーズ記事にしていく予定なので
参考にしてもらえたら幸いです♪

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ABOUTこの記事をかいた人

静岡市在住、長男(11)次男(8)長女(6)を育てる母です。 お出かけが大好きで週末はどこかしらへ出かけているので 子どもとキャンプ・旅行・公園などのお出かけ記録をメインに、 育児、読書の記録を綴っていこうと思います。 また仕事は建築士をしているので、 職業柄、アウトドアのお出かけにも建築士的視点が混ざっています。