【小学校受験】合格!!までの長い道のり



長男のお受験失敗から4年、
この春、末っ子娘が(長男は落ちた)学校に無事合格しました・・・!

受かってみて分かった合格の理由は何より‥

塾!!塾選び‥!!

お受験対策したのは年長さんになった4月からなので
10か月弱のことでしたが、

その間困難多数でした‥
長かった‥

合格して合格体験記書きたい!
という自己満足(親満足?^^;)のためwと、
ちょびっとぐらいはどなたかの参考になるかもしれないので
合格までの道のりをまとめておきます。

当方静岡市在住で市内の学校を受けており、
お受験激戦区の都市部とは当然、
事情が全く異なると思われますので
そこはご了承くださいね‥

合格の理由①合格者の多い塾に通う

一番合格者を輩出している塾=一番信頼できるノウハウがある

これ、基本的なことなのかもしれませんが‥

長男の時の我が家には
全く無かった視点でした。

そもそも長男の時は、
(受験校専用の対策がある)塾に通えば受かる・・?
と安易に考えていました。

しかしそれで当時は落ちてしまったし、
能力的にも早生まれで育ちがゆっくりめだった娘の方が不安があったので

塾選びから意識して、
実績のあるところに入れました。

圧倒的な実績

通った塾は娘の受験校の合格者の半数程を塾生で占めるという、
圧倒的な実績がありました。
(何十年も実績があるわけでなく、ここ数年で年々塾生と合格者を増やしている)

(小学校のお受験といったらここ、
と学校がほぼ特定の1校に絞られる静岡で、
大手の塾も限られるような地域ゆえであって、

競争激しい都市部では
一つの塾で合格者を専有するってことは
なかなかないと思いますが‥)

あからさまに合格者多いので、
意識的に調べれば誰でも行きつける塾ではありました。

長男の頃には全く意識が無く、
塾を色々と比較して選ぶこともしなかったので
今になって物凄く後悔‥

長男が落ちた時に、
私なりに色々と理由を考えました↓

【小学校受験】お受験失敗、その後。

2019年7月21日

総じて、
親の言動がダメだったんだろう、
という後悔。

ですが、娘を塾に通わせ始めて数回、
「親がダメだったのは確かだけど、
(思ってたのとは違って)そもそもの塾選びが違ったんだな‥」
と分かりました。

実際、親へ提供された受験の情報の精度や量も
格段に異なりました。

お受験を意識したカリキュラム

塾では、受験校の試験内容を常に意識したカリキュラムでした。

カリキュラムなんて言ったって、
幼稚園児の集中力は長くもたないので、
内容一つ一つは短い時間です。

でも限られた時間だからこそ
何をやるのか、が凄く大事。

ペーパーテスト、絵画・歌や踊り対策など
試験内容に沿った項目を練習するのは勿論、

自分で準備や片付けをする、
先生に言われたことを聞き逃さず
きちんと守れる、
といった生活習慣的なことを

繰り返し指導してもらえたことが
全て結果に繋がったと感じます。

早めに通いはじめる

甘く考えていた
(というか、そこまでガッツリ対策する意識が無かった)長男の時は
9月頃から始めて4ヶ月程度の塾通いでした。

年少さんの頃から長男の時はこどもちゃれんじ、
娘はZ会(長男が小学生からZ会に変更したため、下の子も同じにした)をやっていたこともあり、
どちらにせよペーパーテストはそこまで問題無かったと思います。

でもペーパーテスト以外の対策には
早いうちに通い始めていて良かったと思いました。
(もっと早い人は年少さんぐらいから通わせるようですが)

受験校の試験には受験者数人でグループが作られ、
ゲームや簡単な工作をする様子を見られる行動観察があり、

自分の考えをきちんと発言できる、
協調性をもって行動できる

といったこと(おそらく)がチェックされるようですが、
まだまだ内面的に成長初期の幼児がそういったことを伸ばすには
時間が必要と思います。

合格の理由②親の忍耐力

子どもによってはこれ不要なのかもしれませんが、

今回の我が子にはこれが一番大変でした。

①の塾選びは、選んでしまえばあとはお月謝頑張って払うぐらいなので
経済的なキツさはあっても(‥庶民には‥高い‥T T)
メンタル的には問題ありません。

一番の困難は親子のメンタル的な問題。

アップダウンが激しい子どものモチベーション対応

長男のお受験の際にも悩まされた、
幼児をお受験に向かわせるモチベーションをどう高めるか問題。

①すりこみ

長男の時にはコレ一辺倒でしたが、
当然今回もコレが一番大。

キミの将来のためにね‥とか、
学校の教育方針が良くてね‥なんて、

お受験に至った親の考えを丁寧に説明したところで、
幼児には響きません。

1)お受験が当然、な環境へぶち込む
2)君は○○校(受験校)に行くんだもんねーと何かにつけて言い続ける

今回は1)の「お受験が当然な環境」が塾であり、
実績から人気な塾なだけに子どもの数も多かったので
(とはいえ1クラスは最大でも8人だけど)
その分「みんなこの学校に行くんだな」と思いこませ易くなったと思います。
長男を通わせた塾は絶対数がもっと少なかったし、
他の子と絡む機会も少なかった。

②ごほうび

先述のとおり塾はお受験を常に意識した内容。

先生方は幼児対応にも慣れているので
口調などはそこまで厳しくなかったものの、

やっぱり幼稚園の先生とは違う、
ピリッとした厳しさがあります。

幼児もそれはしっかり感じるので
娘は度々、「塾いやだー、行きたくない」とゴネました。

末っ子&早生まれというのもあり、娘は特に甘えん坊な面があるので、
他の子と比べても塾を嫌がる頻度や態度が多かった。

こんなに嫌がってるのを無理に通わせたとして、
こんなかんじで受かるのか‥?
わが子には無理なのか‥?

と度々親も心折れかけましたが、
熟後に毎回何かしらのご褒美を与えて、
それをモチベーションに何とか継続できました。

塾は街中にあったので、
近辺にはケーキ屋さんやゲームセンター、
駄菓子屋にファーストフード店等など、
色々連れて行き易かったのも良かった。

長男の時に通わせた塾は住宅街の中で
塾帰りにどこかに寄ることはほとんど無かったですが、

今回は街中に通わせたために
熟後に色んなお店に寄ったり、
試験も近づいた12月前後にはイルミネーションが見られたり、

娘の気持ちを切り替える要素が色々あったのは良かったと思います。

他のきょうだいへのメンタル対応

きょうだいが同じ学校に通えてればお受験にとって最大のプラスでしょうが、
(お兄ちゃんと同じ学校へ行くもの、という揺るぎないすりこみが働く)

うちの場合は長男が同じ学校を落ちていて、
次男は受験すらさせずに、
結果上二人は家の目の前(!!)の市立の小学校に通っています。
(その経緯等は最後のおまけ参照)

お受験当時、
いまいち受験のことを分かっていなかった長男、
(そのあたりにも不合格要因が影響しているでしょうが‥)
自身の不合格についてもあまり理解できていなかったようなのですが、

年齢的に色々理解しだしたのと、
今年度娘がお受験したことで
小4にしてようやく、
自分は当時、受験したけど不合格だったんだ、

ということを理解したようです。

きょうだいの中でお勉強は自分が一番、

という自負がある長男なので
妹が自分が受からなかった学校に受かったら‥

と思うとどうしても複雑な様子でした。

妹を励ましてくれたと思ったら、
数日後には「受験しないで」
と言ってくることも。

娘もその長男の複雑な心境を感じて
「○○校(受験校)行きたくなーい、
にいにと一緒がいい」
と言うことも度々ありました。

どちらの心境も理解できたので
親としてもなんとも心苦しかったです。

これに対しては、
「長男君も(中学受験で受かれば)中学から行けるよ」
と言ったりしてみるぐらいで、特段これといった対応はできなかったです。
ただただ複雑でした。

試験前後の娘の様子

受験したくない、
受験校に行きたくない、

と受験に後ろ向きだった娘も、
アップダウンは最後まであったものの
試験前には何とか前向きになっていました。

自己暗示

年長さんともなると、
幼稚園の園児の中でも「○○ちゃんはどこ小学校へ行く」
といったことが話題になります。

当初は不本意ながらも、
幼稚園でまわりに「わたし○○小~」
と言っているうちに、
周りからもそう認識され、
本人もその気になっていったようです。

本人がそう思い込み、
周りからもそう認知されるほど、
上の子で不合格を経験している親としては
万一落ちた場合の子のダメージを考え
心配になってしまうところでしたが、
(まわりにお受験する子はいないし、
大半がうちの学区の学校へ進学する)

結果的には本人のモチベーションにつながりました。

塾で褒められる

塾へ行くのを度々嫌がり、
親はもとより先生を困らせることもあった娘。

送りにいった親と離れられず
グズグズしていたことも多々でしたが、
一度離れると意外とケロッと授業を受けていたそうです。

秋ぐらい以降は試験対策で、
歌の練習やグループでのゲームがあり、
元気に歌える、積極的に行動する、
といったことで褒められることも増え、

塾が楽しく感じられるようになった様子でした。

先生方は褒め上手だし、
親にもしっかり報告してくれるので
できたことやできるようになったことは
すかさず親も褒めて持ち上げまくりましたw

模擬試験で親子ともにイメトレ

塾ではなぜそれをやるのか、
という目的を明確に伝えてくれるので
親もナルホドと納得できたし

子どもにもある程度は伝わって、
試験が近づくころには
何となく試験がどんなものか
子どもなりにもイメージできていたと思います。

試験直前には模擬試験が2日連続であり、
塾の先生方総出で、
実際の試験になるべく近い形で実施してもらえたので
親子共に良い練習になりました。

子だけでなく親も当日を想定した服装と言われ、
親が面接受けるのか⁈ってかんじの就活風の格好の方が数名いたのには、
驚いたしちょっと怖かったですが‥
(お受験激戦区だとあるあるなのか?
試験当日はきちんとした格好というだけで、そこまで就活風の人は見なかった)

いくら同じような内容で練習していても、
実際試験会場の雰囲気に当惑してしまい
実力が出せない‥

ということも幼児には十分考えられたので
当日を想定した試験をしてもらえたのは、とても良かったです。

模擬試験をより当日に近い形で実施できるのも、
人気で人数が多い塾ならではだなと思いました。

コロナにならず無事受験

コロナ感染者もしくは濃厚接触者は受験不可となってしまうのに
試験直前はコロナの波が来ていて、
お出かけ好き一家も極力外出を抑え、
なるべく対策しつつ神頼みしていました。

無事受験日を迎え、
待ち時間対策にはペンとスケッチブック、
母自作の絵の見本。

(試験には絵を描く設問が例年出ているので、
塾でも練習していましたが、
娘が苦手そうだった題材は見本を描いて、
時々練習させていました)

試験は一斉受験ではなく、
グループごと呼ばれて設問ごと部屋をまわるスタイルのため、
待ち時間を飽きずに待てる工夫が必要でした。

長男の時には何も持って行かず失敗した経験と、
塾でも事前に何か用意するとよいとアドバイスもらったので‥

結果、待ち時間に描いた題材が試験で出るというミラクル!

同じ待合い室では、
何もやることが無くて試験前に待ちくたびれた様子の子もいたので、
良い気分転換になって良かったと思います。

試験中は基本、親はずっと祈ってました^^;

戻ってきた娘の表情は明るかったし、
一緒にグループになった子と
少し仲良くなった様子で、
とりあえず元気にこなせたのかな?と安心しました。

「受かってるといいなあ」
と帰り道で娘が何度か呟いていたので、
良い緊張感を持って受験できたのだと思いました。

合格後

娘自身が受験というものを何となく理解して臨んだので、
合格と知って本人も心から喜んでいる様子でしたし、

良い成功体験となって、
本人の自信につながったと感じます。

受験について何となく誤魔化して受けさせた方が
不合格の時のダメージは抑えられるので、
親にとっては賭けというか、
つい誤魔化したくなってしまうところですが‥

我が家はそれで結果不合格となった経験もあるので、
もう腹をくくってお受験に向かって行ってみて良かったなと
もちろん合格できたから言えることですが、
そう思いました。
就活風スーツは着なくていいと思うけど^^;

おまけ:お受験を失敗した長男のその後

娘のお受験のきっかけの一つである長男の不合格。

‥いや、長男が合格していれば、
下二人は何も悩まずお受験したとも言えますが‥
(でも長男の通っていた塾で長男が受かっていても、
下の子も同じところで受かるとは今は思えない‥)

それでも不合格直後は、
前向きに色々と考えていました。

しかし学区の小学校で3年過ごした長男が
どうも環境が合わないことに加え、

そのまま学区で進学することになると通う中学校の、
不登校生徒数の多さを知り・・

中学校はやはり受験しようという方向になりました。

そして小学校で受験失敗した学校へ
中学から進学しようとすると、
難易度も倍率も高く、
小学校受験の何倍も大変なことになります‥
(幼児の受験は中学・高校受験とまた違う難しさがあるにせよ‥)

小学校で受かっていれば‥と思わずにはいられませんでした。

また次男は、長男の舎弟のようにいつも一緒にいる上に
仲良しのお友達と一緒に!という思いも強いタイプだったので
兄やお友達と別の学校を受験するというのは
とても無理では‥と受験を検討すらしなかったのですが、
(あとお勉強が好きではない。)

幼稚園卒園の時に同じクラスからお受験合格者が多数いると知り
(今年度、娘の代は娘一人だったので、たまたま多い年だったそう)
先々のことを考えると、
次男を受験させなくて良かったんだろうか‥と
思ってしまいました。

(今でも次男を受験させるのは困難だったろうとは思うけど‥
娘の交友関係は広く浅かったので
女子にしては特定の友達に執着していないのも、
受験させられた一つの理由ではあります。)

そんな兄たちの様子と結果が、
きょうだいで唯一、末っ子娘が受験の必要な小中一貫校へ進学することにつながったのでした。

娘の合格に喜んだのもつかの間、
春から5年生になる長男のお受験対策が始まります。

これまでの経験を踏まえて、
当学校への中学受験で合格者輩出数が最も多い塾へ。

6年生からではいきなりお受験ムードというのもキツそうだし、
何より親が教えるのも中々厳しい‥
(Z会の受験コース、難しいよー泣)

とりあえず本人の最初の感触は良さそうです。

長男は既に失敗体験をしているので
何とか成功体験をさせてあげたいと
親も再び気を引き締めております。

またお受験成功体験記書きたい!
けど、中学受験で親ができることって、
高い塾代頑張って払う(泣)こと、
せっせと送迎することぐらいかなー?

お受験の道は続く。。

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ABOUTこの記事をかいた人

静岡市在住、長男(11)次男(8)長女(6)を育てる母です。 お出かけが大好きで週末はどこかしらへ出かけているので 子どもとキャンプ・旅行・公園などのお出かけ記録をメインに、 育児、読書の記録を綴っていこうと思います。 また仕事は建築士をしているので、 職業柄、アウトドアのお出かけにも建築士的視点が混ざっています。