【富士宮】親子でハマる宝石探し体験!人気の『奇石博物館』へ行ってきた。



富士山麓エリアのキャンプの帰りに
よく立ち寄る日帰り温泉『天母の湯』
 
‥の近くにある『奇石博物館』、
 
バブル期に、展示するモノ特に無いのに
観光地だからって無理に建てちゃった系の博物館
‥かと思っていたら、
 
実は人気のスポットらしいと知り
パラパラ雨日和の休日に
家族で行ってみました。
 
(2021年9月現在、緊急事態宣言中により静岡県民のみ受入れ)
 

ぐるっとマップ

敷地内に分棟型で
展示棟(博物館)や体験棟(『宝石わくわく広場』)などが建っています。

コンパクトながら工夫された展示

展示棟は駐車場含む敷地の広さの割にはこじんまりした建物。

まずはとりあえず展示を見ないとね。

入館料は大人700円、小中高生300円也。

ボタン一つで台から石が出てくる仕掛け。

入館するとすぐに、職員さんが珍しい石についての解説を行ってくれます。
 
この日は
・虫メガネのように文字や図柄を写す『テレビ石』
・叩くと綺麗に音が響く『サヌカイト』(香川産だから「讃岐」の「サヌ」)
・しなやかに曲がる『コンニャク石』
 
について解説しながら実物を見せてくれました!
 
石への関心が高まったところで、いざ展示室へ。
 

専用に造りつけられた展示棚がどこかノスタルジックで良い。

 

屋外の目立つところに恐竜の人形がいるので
何で恐竜?と思ったら、
化石も「奇石」としてたくさん展示されているからだったんですねー
 
あるコーナーでは
石と一緒に謎の人形やフィギュアが飾られており、
石ばかりじゃ味気ないから、ちょっとしたおふざけを交えたのかな‥
なんて思ってしまいましたが、

なんかおふざけ交えてる?と思いきや‥

ちゃんと展示内容に関わるモノでしたw

写真のフィギュアは「悪魔」で、
この石は昔、「悪魔の爪ではないか‥?」と考えられていた、という話。

解説の1枚目に昔の人の考え方、とらえ方、
めくると現代の調査結果、となっていました。

表に古代の人のとらえ方、めくると現代の調査結果。

「悪魔の爪」と考えられていたものは、
牡蠣の化石だそうです。

見た目でしか判断できなかった昔の人にとっては、
不思議なもの、恐ろしいものが世界中に溢れていたんでしょうねぇ‥

ところで、「星の砂」って知ってますか?

昔は観光地の土産店に、よく小瓶に入れられて売っていました。
私は珊瑚の化石が砕けたものか何かと思っていたのですが、、

「星の砂」の正体‥!

 

ここの解説で「有孔虫という原生動物の遺骸」と明記されていて衝撃でした‥

いや、珊瑚も生き物だから、
思っていたものと実際そう変わらないかもだけども。。
(夫に言ったら「え?知ってたよ?」だって( ˙-˙ )ソッスカ‥)

他にもカップルにウケそうな(?)ハート型の『夫婦水晶』や

ハート型の夫婦水晶

 

厚切りベーコンのような『豚肉石』(まんますぎない?w)

ベーコンにしか見えない凝った演出。

ブルーライトで光る石のコーナーなど、

テーマパーク的に凝った造りのコーナーもちらほら。

色んな石が展示されています。

基本的には昔ながらの、
ショーケースを並べた展示が主なのですが、
時々テーマパークのアトラクションのような
凝った造りの展示コーナーがあります。

アニメ的実験室風?宝石展示コーナー。

子どもが飽きなくて良いですね~

『鬼滅の刃』で登場した石を展示したコーナーもありましたよ。

『鬼滅の刃』で登場した石の展示コーナー

何巻のどこに登場しているか分かり易く展示されてる

え?そんなに石出てきたっけ?!
と素人は思ってしまいましたが‥w

(「岩の呼吸」での技名は実在する石の名前だったんですね‥)

お土産は買わなくてもよかった

館内ぐるりとまわって、最初のエントランス近くの売店で順路終了。

博物館で展示されてる石と同じ石も買える売店

色んな石を見てきた後で、
展示されてる石と同じ石も買えるとあっては、
子どもだけでなく大人までもつい食い気味に選んでしまったのですが‥

ここで石のお土産は買わなくてもよかったな、
と後で後悔することになります。

石の図鑑などが無難なチョイスだけど
ホンモノの石が欲しくなっちゃうんですよね‥

いざ宝石探し体験へ

博物館を出て宝石探し体験ができる別棟へ。

博物館を見たあとは体験館へ。足元に『宝石』って誘導サインがw

遊具も少しあり、公園的な雰囲気。木の向こうに富士山。

綺麗な芝生の広場やちょっとした遊具もありますが、
2021年9月現在、県内緊急事態宣言中なので
遊具では遊べなくなっていました。

飲食スペースも。

宝石探し体験会場に隣接して、
富士宮焼きそばやかき氷などの軽食の売店があります。

売店メニュー。かき氷は別のメニュー表に。

レストランというほどではないけど、
一応簡単なランチは取れそう。
(この日我が家はマックのドライブスルーで購入、車内で済ませた)

宝石探し体験は人気なので少し並びます。

体験館には行列。

この日は10分前後並んだかな。
県民限定でこの人気なので、
平常時なら休日はもっと並ぶのかも?

分かり易い宝石探し体験の説明。

並んでいる間に宝石探し体験のルールを理解。

大人も子どもも一律30分600円。
体験しない見学者は入場できません。
(屋外水槽は外から体験の様子が外からでも見える)
未就学児は大人が一人まで付き添えます。

宝石のほかに、様々な石と交換できるサイコロが
水槽内の砂利に混じっており、
宝石を集めつつこのサイコロを狙う、ってイメージ。

屋外は宝石を見つけやすい初心者用、
屋内は難易度の高い中級者用。

大人が多い屋内水槽。姿勢が真剣さを物語るw

見つけ易さって何かと思ったら、
屋外水槽は砂利が細かい為宝石が判別し易く、

屋外水槽は砂利が細かく宝石見つけ易い。

屋内水槽は砂利というより
大きさがまちまちの小石なので
宝石が判別しにくい、という違いでした。

どちらがよいか?というと、
幼児は屋外の方が探し易いけど、
(スコップで砂利をかき混ぜ易いしあれば宝石も見つけ易い)
宝石が判別し易い分
見つかる宝石の量は屋外の方が少なく感じました。
(既に採られてるから?)

山を作って水中からできるだけ多く砂利を出すと見易い。

あと水中だと見にくいので、
山を作って水中からできるだけ多く砂利を出すようにすると
宝石が見つけ易いのですが、
砂利に対して屋内の方が水量が少なく、
砂利をかき出し易かったのも良かったかなと。

ちなみに制限時間はどうやって計られるのかというと、
宝石を入れるコップに番号が書かれていて、
時間になると「〇番まで出てください」と呼ばれるシステム。

戦績

宝石探し体験、長男の担任の先生がお子さんとハマって
たくさん集めた宝石を児童へのご褒美に持参していると聞き
「へー」と思ったのがキッカケでしたが、

やってみて納得です。
これは大人もハマる‥!

私は娘の付き添いで入場しておきながら、
娘そっちのけでガッツリ自分で探してしまいましたがw、
(娘も自分がやりたい!というよりは
たくさん見つけてもらえたほうが嬉しい、
というかんじで控えめだったしw)

なるべく自分でやらせてあげようと配慮した
次男の付き添いをしていた夫は
(結果取れた宝石の量が妹より少なかったと嘆く次男の様子も見て)
「なんだー、もっと自分で探せばよかった。
次は付き添いじゃなく一人分やりたい」
と言っていましたし、

実際「これで最後だから・・!」
と並びなおす大人の方も見かけました。
(これで最後、って‥何回目だろうw)

大人でもそんなかんじなので、
当然子ども達はドハマりし、
「また絶対来たい!」(体験直後)
「また絶対行きたい!」(帰宅後、翌日)
と言っています。

私と4歳娘の戦果がこちら。

帰宅後に戦果を確認。

他人の結果だけ見ても「ふーん」でしょうが、
自分たちで探した石への思い入れは強く、
帰宅後種類別に分類しまじまじ観察する時間含め、
なかなか至福の時でしたw

採れる宝石一覧でどんな石だったか確認。

量が少ない~と嘆いてた次男ですが、
実はサイコロをゲットしており、
その点では満足度大だった様子です。

夫いわく、屋内水槽の方でふと砂利の山を見たら、
たまたま見つけたそうですw

気になるサイコロの量ですが、
体験していた30分の間に3回ぐらい、
「○○のサイコロ出ました~!」
(ガラガラ抽選会の鐘ならすやつみたいにアナウンスされる)
とアナウンスがあったので、
誰にでもチャンスはある、って期待できそう。

体験をやる前の土産店で
あんなに真剣に吟味して選んだお土産でしたが、
帰宅後は自分で見つけた宝石ばかりに愛着が湧き、
ただ購入した石には殆ど執着せず。

宝石探し体験の戦果を分類した状態と、土産で買った石。

お土産に石買うぐらいなら、
宝石探し体験を2回やらせてあげた方が絶対喜ぶな‥

というのが宝石探し体験を経験した結果
痛いほど実感したことです(^^;

まとめ

博物館の展示も興味深かったし
子ども達も楽しんで見ていたので、
一度は展示も見るとして、

2回目以降は富士山エリアの観光と併せて、
宝石探し体験だけ立ち寄る、
というかんじになりそう。

敷地内駐車料・入場料はかからないので、
サクッと来てサクッと宝石探し体験だけやって帰る、
ということも可能なのはありがたい!
(現地での体験館への誘導サインからも、おそらくそういうリピーターは多い)

ともかく富士山エリアの観光の際には
絶対来て損がない『奇石博物館』、おススメです!

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ABOUTこの記事をかいた人

静岡市在住、長男(11)次男(8)長女(6)を育てる母です。 お出かけが大好きで週末はどこかしらへ出かけているので 子どもとキャンプ・旅行・公園などのお出かけ記録をメインに、 育児、読書の記録を綴っていこうと思います。 また仕事は建築士をしているので、 職業柄、アウトドアのお出かけにも建築士的視点が混ざっています。