【無印良品キャンプ場】聖地?!南乗鞍キャンプ場!!



今年のお盆キャンプは
憧れの『南乗鞍キャンプ場』へ2泊してきました。

キャンプ場的には超トップシーズンであるお盆!
当然、予約開始と同時にネットでポチるつもりでした。が・・

広いし色んなサイトがある中で、いったいどのサイトが狙い目なのか?
ネット空間で情報を探し回って迷っているうちに、
予約開始時刻に一瞬遅れてしまいました。

人気のキャンプ場なので、数秒遅れたらもうダメですね。
アクセスできなくなります。

その後何度も挑戦し、
3~40分後になんとかサイトを確保できましたが、
もっとサイトの情報が事前に分かればなァ‥とガックリ。

ということで、未訪問で予約をしたい誰かに、
少しでも有益な情報になれば‥と、
キャンプ場内を散策した私なりのレポをまとめていきます!

ざっくり基本情報

  • イン・アウト;13~12時
  • 料金(1泊);中学生以上2160円、小学生1080
  • 営業期間  ;6月上旬~10月中旬
  • 予約    ;予約したい月の3か月前の初日(※月によって異なる)
  • サイト状況 ;芝、土、雑草(土むき出しの部分が多いサイトもあり)
  • ゴミ    ;分別して捨てられる
個人的に重要なポイント
①絶景度      ★★★★☆
②アクティビティ度 ★★★★☆
③施設の使い易さ  ★★★★★
④スタッフ応対   ★★★★☆
⑤ワイルド度    ★★★★★

ざっくり解説①絶景度

広いキャンプ場なので、あくまで場所によるのですが、
キャンプ場からは乗鞍岳と御岳が望めます。

Dサイト付近から望む御岳山。

キャンプ場自体高原に位置するので、山々をただ見上げるだけでなくて、山を身近に感じられて清々しいです。

乗鞍岳、Bサイト、池・・という看板的なビュー。

センターハウスへの道すがらには、このキャンプ場の看板的なビュー、乗鞍・キャンプ場・池。
ただ、行ってみてちょっと肩すかしだったのは、
この乗鞍と池のビューが見られるのは、センターハウスへの車道からのみ・・ということ。

実際に絶景(山)を見ながらキャンプできるのは、数サイトしかありません。
そしてカヤック体験で賑わうこの池、意外と小さかった!

それでも、キャンプ場全体の居心地の良さ、環境の良さは確か。
絶景を見る、というよりは、絶景のただ中でキャンプできている‥って感覚かな。

ざっくり解説②アクティビティ度

無印良品のキャンプ場では、申込制のイベント(アクティビティ)がかなり充実しています。

しかし我が家はカンパーニャに続き今回も、何も申し込みませんでした。

カヤックは子どもが年齢(小学校3年生以上)に達しておらず、
マウンテンバイクも同。
ピザ作り体験は、直前に思い立ってみるも予約でいっぱい。

でも広い場内、遊歩道も充実しているし、二泊ぐらいなら特別申し込まなくても楽しめるかな?
と思ったんですね。しかし‥

この夏は熊警戒により、
マウンテンバイクのコース&遊歩道も閉鎖となっていました‥。

MTBってすごいね‥こんな道行くの?傾斜が凄い。。

がーん( ̄□ ̄;)!!

‥ということで、遊歩道散策の写真をアップ♪
というわけにはいかなくなりました‥/(´o`)\オーノー!!

それでも、テントサイト周辺を散策するだけでも十分広いし、
トンボがたくさん飛んでたり、バッタがぴょんぴょんしていたりと、
子どもは全然飽きないようでしたよ!

ピザ窯は立派だったけど、ピザづくりの場所はイマイチ惹かれなかったかな。。
(カンパーニャは林間で良さそうだったが‥)
でもファミリーで2泊以上する際の中日のランチとかには凄く良いと思うので、
予約はお早めに!

センターハウス近くのピザ作りスポット。

その隣の広場(ディスクゴルフ場)は乗鞍や御岳が見えて、気持ち良い場所です。

ディスクゴルフ場は乗鞍や御岳が見えて気持ちが良い場所。

でもセンターハウス売店で売っているディスクはどれも本格的なのか、
最安でも1200円だったので購入せずw

他には釣り池があるものの、
こちらは水温が高温続きで魚が弱っている(?)ということで閉鎖中でした。

アクティビティに関してまとめると、
充実しているけど熊と猛暑に注意!ってかんじですかね^^;

ざっくり解説③施設の使い易さ

センターハウスはカンパーニャ同様、品揃え充実!
無印の食材の他、衣類や本格アウトドアギア(焚火台など)まで買えます!

我が家は私が自分のフリース(思った以上に冷えたし、もともと欲しかったので)を買ったり、
父が無印の『フライパンで作るナン』というのを購入したり。

見た目はあれだけど‥焼きたて美味しい!

このナンおススメです。
手軽にできる割に意外とボリュームもあり、
自分で焼くから添えるカレーがレトルトでも十分美味しい。

御岳山を望む露天風呂も、有料だけど開放感抜群で気持ち良い!
ハイシーズンの休日は混みあう(人数制限があり、いっぱいだと並ぶ)ので、
利用は夕方前(16時頃から混むらしい)がおススメです!

センターハウスでお金を払い、隣の露天風呂へ。

センターハウスではアイスクリームも売っているので
お風呂上りに購入、センターハウス内の休憩スペースで頂きました♪

センターハウスの奥は休憩スペースになっている。

ここではお湯も使えるし、
連泊する際の1食は手を抜いて、
軽食を買って簡単に済ます、なんてことも可能です。
(子どもがいると遊ばせる方が優先で、食事は適当の方が楽、ということもありますよね)

そして各エリアに設けられているサニタリー棟。

広々シンクで使い易いキッチン。

キャンプ場が広いため、やや遠いサイトが出てしまうのはさておき、
基本的な使い易さ・清潔さは十分。

ただし、トイレは簡易水洗式・汲み取り式なのでどうしても臭いがあります。
これだけの山奥では仕方ない(下水通せない)ですね。。
(トイレの臭いがど~してもダメ、という方は、Fサイトの管理棟側にして、
センターハウスのトイレ(水洗)を利用するしかないかな。)

ざっくり解説④スタッフ応対

無印キャンプ場はどこも同じなのだと思うのですが、
比較的若い、アルバイトスタッフと思われる方が多いです。

なので年配の方がスタッフに多い
個人経営や行政管理のキャンプ場に比べ、
良くも悪くもマニュアル通り。

融通は利かないでしょうが、
ぶっきらぼうな対応をされるような心配も無いです。

ざっくり解説⑤ワイルド度

キャンプサイトはどこも概ね綺麗に整備された区画サイト(※一部荒涼としているものの)なのですが、
もの凄い山奥という立地、
何より今回『熊目撃情報により警戒中』だったとおり、
周囲はもう人間の生活圏ではない雰囲気で、かなりワイルド!

キャンプ場は自然を楽しむ為、僻地にある、というケースは多いのですが、
ここは高速道路からかなり離れており、
キャンプ場の看板を発見してからもくねくねくねくね、上る上る‥!
この環境なら熊も出るわ、と納得します(^^;

熊に関しては
キャンプ場では以下の対策が取られていました。

キャンプ場HPから抜粋

1.猟友会による見回り
2.クマを寄せない為の爆竹 (日中3時間おきに実施)
3.クマ鈴の無料貸出
4.防獣アラームの設置 (センサーで音と光を出します)
5.ラジオの設置 (24時間音声を流します)
  
お客様におかれましても安全の為次のことに十分ご注意ください。
 
・場内での単独行動を避ける
・クマ鈴などの装着
・食材や生ゴミなどを絶対に外に放置しないこと

その他、しばらくキャンセル料を取らない
(=危険だからキャンセルしてもいいよ)
ということも書かれていました。

熊よけのラジオ。場内歩き回って1つしか出会わず。

・・これはやばいな・・
と誰でも思いますよね(^^;

私もキャンプ直前に熊厳重警戒中と知り、
北海道開拓時代の熊による襲撃事件や、
登山部員が登山中に襲われた事件の話を思い出し、
幼い子供もいるのでかなり不安になりました。

HPのサイトマップからは周囲の林などとサイトの関係はいまいち判りかねますが、
行ってみたら自分たちのサイトは他サイトに囲まれていたのでちょっと安心しましたが、
端のサイトだったら相当ビビッていたと思います。。

例年熊が目撃されているというわけではないかもしれませんが、
人里離れすぎてどちらかというと熊の生活圏、って印象の環境なので、
いつ熊が現れるかも分からない‥って心持でいるべきキャンプ場かもです。
うーん、ワイルド!

各エリアの印象

広いキャンプ場なので、エリアとサイトによって全然印象が変わります。
お盆でほぼ満サイトだったため全てを撮り歩くわけにはいきませんでしたが
(暑くてそんな体力も時間も無かったし^^;)
広すぎるので、今回はこのページでは各エリアの総評のみで、
実際の個々のサイト写真については別ページに分けました。
より詳しく見たいエリアのみリンクから見てみて下さいね。

当初私が見たネット情報では
BエリアとFエリアが人気らしい、
と思っていましたが、
避暑地とはいえこの猛暑、日中はやはり暑く、
高い樹木の少ないBエリアは全体的に日当たりがキツすぎて過酷な印象でしたし、
Fエリアはサイトだけでなくエリア全体がこじんまり、
他エリアと比べると窮屈な印象でした。

一方、BやFに比べ人気が劣るらしい、と思っていたCエリアは
大きな木々が多く広々、樹種も他エリアより白樺が多かったので、
全体に風通し・雰囲気共に良好な印象でした。

やっぱり、行ってみないとなかなか分からないですよね。
それぞれの好みは勿論、
季節や天候によってもベストなサイトは変わると思いますが、
このお盆に探索した私の個人的な意見としてまとめます。

中央部は良いかんじ!Aエリア

車でキャンプ場内に入ってすぐ、
道路から丸見えのサイトを見て、
「ここじゃあ、はるばる山を上ってきた意味無いじゃん‥」
と思ってしまったAエリアですが、
中央付近に連続しているA15~18あたりは少し開けていて、
ここだけBエリアの主要サイトのような雰囲気がありました。

A14から15方向を見たところ。

Bエリアのような開放感は無いけど、
程よい囲われ感と抜け感を求める人やグルキャンにはちょうど良いかも。

他には独立性の高い(サイトを囲む草木の密度が濃い)サイトが人気のようですが、
そちらは少し小さめ。下リンク先で解説します。

【南乗鞍キャンプ場】Aエリアのベストサイト探索!

2019年8月25日

ゆるく区画されながらも開放的なBエリア

池を望み、キャンプ場の顔!的なBエリア。
白樺の高木が点在し、ゆるく区画されながらも開放的です。

Bエリア中央(B33から45方向)

高原らしい開放感で人気なのも分かります。

ただ、池側(南側)に通路があるサイトは
自分の車側にテントを開くレイアウトになるところがあり、
そこはできるだけ避けたいかな‥と思いました。

そして池に向かって傾斜があるものの緩やかなため、
池がよく見えるのは池沿いの数サイトのみ。

通路を挟むとすぐ見えづらくなり、
かつ池近くは白樺の木も少ないので、
池沿いが確保できないならば、
むしろ池から少し離れたBエリアの中央付近の方が、
高い白樺の木が多く雰囲気が良いように感じました。

【南乗鞍キャンプ場】人気のBエリア・ベストサイト探索!

2019年8月25日

Gエリア

Bエリアのさらに奥のエリアであるGエリア。
Bエリアよりサイトそれぞれが草木で囲われていて
プライベート感が高いです。

Gエリア中央付近、G12

でも同様にプライベート感が高いCエリアやDエリアに比較すると
周囲の木々が低く、この日中はBエリア同様ジリジリしていました。

奥の方のサイトは地面が土むき出し+雑草が茂る‥といった状況のサイトも多く、
またエリア全体が傾斜していてサニタリー棟への行き来が不便な割に
乗鞍も御岳も池も見えない。
魅力的なサイトは限られるなぁ‥
と感じました。

【南乗鞍キャンプ場】Gエリア・ベストサイト探索!

2019年8月25日

山ビューのサイトがある!Fエリア

Bエリアとは反対側に傾斜して、
上るほどセンターハウスに近づくFエリア。

サイトも、エリア内通路も、全体的にこじんまり。

林間なのはCやDと同じなのですが、
こちらの方が白樺が少なく高原的な雰囲気にも欠ける印象でした。

F19

センターハウスには確かに近い方だけど、
遠かったCエリアに張っても、
結局センターハウスへ行くのは1日1~2回(お風呂、不足したものの買い出し)、
車で移動すればたいしたこともないので、
センターハウスへの近さは個人的にあまり魅力には感じませんでした。

ただ、人気で予約が取れないというF25、F24と
この場内で一番山がよく見えるサイトは、
確かに素敵です。
その他にも、御嶽、乗鞍どちらかに絞れば
山ビューのサイトが複数ありました。

【南乗鞍キャンプ場】人気Fエリア・ベストサイト探索!

2019年8月25日

高原らしい林間が気持ち良いCエリア

今回予約が取れたのはCエリア。

C10に張った我が家の様子。木々の合間に一応御嶽見えます。

センターハウスへの移動は車(歩くと大人の足で10分前後)、
サイトによってはHPの予約画面に「4WD推奨」となっていて、
いったいどんな場所なんだろう?
と思っていましたが、
御嶽山が望めるサイトは数サイトのみとはいえ、
途中の道で開けて御嶽が見れる(解説⓵写真)し、
樹種も白樺が多く、程よい抜け感があり、
地面は芝率高め(中央ははげて土のサイトも多い)、色んな花が咲いていて‥
今回エリア全体の雰囲気は一番居心地が良いと感じました。

C10付近の通路。

御岳ビューのサイト個人的には好きですが、
センターハウスから離れがち、
一番見晴らし良好なC14は通路から入る道の傾斜がキツいなど、
マイナス面もあるので山ビューに拘らなくても、雰囲気の良いサイトはあります。

【南乗鞍キャンプ場】夏に快適Cエリア・ベストサイト探索!

2019年8月25日

涼しさで選ぶならDエリア?!

Cエリアに隣接、サニタリー棟もCエリアと同じところを使うのDエリアですが、
道を一本挟んだだけで雰囲気は結構異なります。

C・Dエリアの朝。通りの左がDエリア、右がCエリア。

Cエリアに比べDエリアは木々の密度が濃く、
樹種も白樺率が減り、葉の密度が濃く日影が濃い。
なので良く言えば日差しが入りにくく涼しい。
悪く言えば暗い。

D28、森側。

Dエリアは通路の北側になる為、
通り側に開くレイアウトにすると通りを行く人と対面する形になるし、
自分の車が視界に入りがちになります。
なので山側(森側)に開く人も多いのですが、
それはそれで閉鎖的な雰囲気に。

涼しさを追求したり、
プライベート感を高めたい人には良いかもですが、
このキャンプ場でなくても得られる景色かなーと
Dエリアの多くは個人的にはあまり魅力を感じませんでした。

ただ入口付近のサイトは開放的で御嶽山もよく見え、
気持ちが良さそうでした。
御嶽ビューを得ようとすると交通量の多めなメイン通りも見えてしまうのが難点ですが・・

【南乗鞍キャンプ場】Dエリア・ベストサイト探索!

2019年8月25日

まとめ

今回入り込めなかったサイトもあり、
全てを網羅しているわけではないですが、
私が見れた範囲で季節や求める環境によって個人的におススメしたいサイトをまとめると‥

南乗鞍おススメサイト

①池ビューならBエリアB19~22
②暑くない季節なら開放的なBエリア中央付近B44,45・B55,56
③御岳&乗鞍ビューなら視界良好な順にF25!F24
④御岳ビューでC14、15
⑤御岳は木の合間から少ししか見れないけどバランスの良さでC10
⑥Bエリアのような開放感は無いけどグルキャンに良さそうなA15~18

こんなかんじでしょうか。
でも各エリア、良さそうなサイトはまだまだあったので、
未訪問の人はこの辺りを参考にしつつも、
実際には行って見て、自分のお気に入りor次に狙いたいサイトをチェックして下さいね。

熊は怖いし、
行くのはほんと大変だし
(酔い止めがまだ飲めない2歳娘は行きの車内で吐いて吐いてグロッキー(´ཀ`‹ )‥可哀相でした‥)
難易度高いキャンプ場ではありますが、
それだけに一度行ったら何泊もしたくなる、
かなり居心地の良いキャンプ場でした。

今回、日程的には3泊行けたけど、
ひよって2泊にした(3泊は未経験)のを後悔。
食材は足りなければセンターハウスで何とかなるし、
お風呂もあるし、連泊し易いキャンプ場だと思います。
(実際、3泊以上と見られるグループも多かったです)

長期休み(GWはキャンプ場期間外だから、一般的にはお盆に限定されるけど)
に是非3泊以上で!間違いなくおススメなキャンプ場です!
(でもそれだけにサイト確保には気合が必要!)

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ABOUTこの記事をかいた人

静岡市在住、長男(11)次男(8)長女(6)を育てる母です。 お出かけが大好きで週末はどこかしらへ出かけているので 子どもとキャンプ・旅行・公園などのお出かけ記録をメインに、 育児、読書の記録を綴っていこうと思います。 また仕事は建築士をしているので、 職業柄、アウトドアのお出かけにも建築士的視点が混ざっています。